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神秘の植物といわれる「ヘナ」
私が美容師として社会に出た2000年。
その頃に比べるとカラーやパーマなどの薬剤は、お肌にも髪の毛にもかなり良くなってきてると思います。
その優れた薬剤を用いてプロとしていかに髪の体力を残したまま、ヘアスタイルを創るのか、が大切だと考えております。
しかし、どんな優れた薬剤でも頭皮や髪にダメージを与えるのは確かです。それを何年も繰り返し続けていくと、どんな強い頭皮も硬くなり、どんな健康な髪も乾燥し、綺麗な状態を保てなくなります。
化学の力をお借りしないと創れないヘアスタイルはたくさんありますが、全ては健康な髪があってこそ。まず髪を綺麗にして、艶のある健康な髪であり続ける。それには自然の力をお借りするしかないというところに行き着きました。
それは、神秘の植物といわれる「ヘナ」です。
5000年以上前から、
など、万能な薬草として使用されてきました。
「ヘナ」は赤オレンジの着色成分(ローソニア)が含まれておりますので、白髪染めという認識が強いかもしれせんが、カテゴリーはカラーリングではなく、髪と頭皮の「トリートメント」というのが私自身の考えであります。
ヘアカラーのように、なりたい色をお楽しみいただけるわけではございませんので、ご注意くださいませ。
脱色の力は無く、赤オレンジに染まるのは白髪や茶髪の部分のみで、黒髪はほぼそのままです。
カラーリングやパーマをされてる方は、ヘナを始めるにあたって必ずお願いしていることが三つあります。
一つ目はパッチテストを必ずしていただくことです。100%天然のモノでも、植物アレルギーがあるかもしれませんので、事前にアレルギー反応があるかテストしていただきます。
二つ目は始めから4回目までを根元塗布(リタッチ)ではなく、毛先までの髪全体塗布をお願いしております。パーマやヘアカラー、これまでの合成シャンプーやリンスによる化学物質を取り除き、素髪に戻していただくために必要になります。
三つ目は体調がすぐれない時や病気のあとで体力が回復していない状態では施術をしないことです。何年も施術されてる方でも免疫力が落ちている時はアレルギーがでる可能性があるからです。
1回目、トリートメント目的でヘナを施術。色がオレンジになり柔らかい仕上がり。
2回目は2週間後、仕上げはスケルトンブラシで軽くブローしただけですが、かなり艶が出て収まりが良くなっております。
3回目はさらに2週間後、毛羽立ちがかなり収まりました。
4回目は12日後、艶感と軽さとしっとり感がアップしました。
1回目はグレイカラーからヘナに移行&カット、毛先だけブロー。
2回目は11日後、色が濃くなり艶も出てきました。毛先だけブロー。
3回目はさらに11日後、乾かしただけの状態でかなり収まりよくなっております。
4回目はさらに10日後、乾かして軽くブラシを通しただけですが、これまでにない艶が出て、収まりがかなり良くなりました。
「ヘナチャート」
白髪率100%・50%・30%・10%・ヘアカラーをされてる明るい髪に対して、ヘナ、ハーバルカラーのブルーブラック・ソフトブラック・ダークブラウン・ブラウン・ライトブラウン、インディゴを塗布すると、それぞれどんな反応を起こすのかを実験し、独自のチャートを作成しております。ご自由にご覧くださいませ。
ハーバルカラーとは、ヘナ・ナンバンアイ葉(インディゴ)・アザジラクタインジカ葉(ニーム)・ツボクサ葉(ブランミー)・タカサブロウ葉(ブリンガラジ)・ラベンダー油・イランイラン花油が配合された100%天然成分のものです。
頭皮が敏感な私自身がヘナを使用し続けて感じた事は、
などなど、他にも見えない部分でもっとたくさんメリットはあるはずです。
とってもメリットの多い「ヘナ」ですが、ヘナと謳っている全てのものが良質ではないのでご注意いただきたいです。
当店では、純国産ヘナ&インド産ハイクオリティヘナを使用しております。
左がインドのラジャスタン州ソジャットの最高品質(AAAランクといわれる)のインド産HQ(ハイクオリティの略)ヘナの葉。
右が純国産のRQ(琉球の略)ヘナの葉です。
沖縄産ヘナは肉厚・重量比でインド産の6倍強あります。
沖縄産RQヘナとインド産HQヘナ、どちらも100%天然で高品質ですが、HQヘナに比べてRQヘナは…
など、純国産の品質の高さを実感しております。
RQヘナは粒子がとっても細かいので、髪のタンパク質にしっかりと粘着します。
軽いダメージ毛なら1回で美髪になります。
繰り返して蓄積される100%天然成分、オーガニックのトリートメントです。
※2020年4月に天然100%純国産ヘナの最新作である「美らヘナ®」が出来上がり入荷致しました☆
美らヘナ®は最新式の冷却式超微粒子粉砕機を使用しており、従来の機械に比べ、粒子の大きさが半分以下(2.5分の1)です。
ヘナHQヘナの4分の1の粒子、RQヘナと比べると2分の1の粒子になります。
触ってみると、軽さ・柔らかさ・細かさが他との違いが歴然です(感触を確かめたい方はご遠慮なくお申し出くださいませ)。
それに、お湯の量が少なくて適度な粘度になります。お湯が少ないということはヘナの主成分ローソニア・アルバ(ローソン)が濃密になります。その結果、染まりが濃く、艶や感触もこれまでにない最高の仕上がりになります。
是非、お試しくださいませ。
※「美らヘナ®」はエムテック(有)の登録商標です。
HQヘナは100gに対してココナッツオイル10g+お湯250g
RQヘナは100gに対してココナッツオイル10g+お湯310g
美らヘナ®は100gに対してココナッツオイル10g+お湯250g
湯温は60度でミキサーでしっかり混ぜます。
ミキサーで混ぜるとこによりダマが無くなりクリーミーなヘナになります。
左が沖縄産RQヘナ
右がインドHQヘナ
沖縄産RQヘナの方がなめらかです。
オイルを入れることで、ヘナも髪の毛もなめらかに仕上がります。
細かいスライスで根元から中間をハケで塗布、中間から毛先は手で揉み込みます。
根元付近に比べて乾燥しがちな毛先は、私自身の手から出るパワーを注いでますので、より最高の仕上がりになると思います。
ヘナは冷えると効果が落ちるといわれています。醸壺を使い、保温状態でヘナを塗布します。
冬場はヘナにユーカリオイルを数滴混ぜます。ユーカリオイルは発汗を促進させ、皮膚温度を上げることで、ヘナの染まりを向上させます。
ヘナはヘアカラーに比べて放置時間が長めです。
お流しする10分前からシャンプーブースでヘッドマッサージを施し、少しでもリラックスしてお過ごしできる空間を目指してます。
一般的にヘナの使用量は
といわれています。
ambitiousは約3倍の量で施術します。
一般的な量でも白髪は染まります。しかし、たっぷり塗布しなければ、本来の目的である頭皮と髪のトリートメント効果を間違いなく発揮できません。
ヘナの効果を最大限に引き出すには自然放置7時間です。
アンビシャスでは、過去最高の髪質に短期間で到達する為に必要な「テイクアウトヘナ」というメニューをご用意しております。
テイクアウトヘナとは、サロンでヘナを塗布し、帽子をかぶってそのままお帰りいただくというメニューです。
頭がすっぽりおさまるニット帽子などをご持参いただき、前開きになるシャツでのご来店をお願いしております。
ロングヘナタイムをお過ごしいただくにはこれしかありません。
是非お試しくださいませ。
ヘナの安全性や品質やハーブに関する疑問は、私の師匠であるヘナ伝導師グッチこと江口先生のブログやHPをご参照くださいませ。
http://www.3m-tech.co.jp
とってもマニアックですが、疑問が解決されると思います。
尚、ご家庭でのヘナを最高にお楽しみいただくのに、コチラの動画をご覧くださいませ!!
とても参考になります。